かずきです。
BASE無在庫転売の発信をしている人で、ツールで稼ぐやり方を教えている人も多いみたいですが実際のところはどうなのでしょうか。
僕自身、無在庫転売はかれこれ4年以上経験していまして、
実際にツールを使ってBASE無在庫の実践をしたこともありますので、ツールの導入を検討している方はこの記事に目を通しても損はないと思います。
・ツールとは?
まず、この記事の「ツール」とは
ツールで簡単に稼ぎましょ系のものだと思ってください。
というのも、ツールと一言で言っても
ツールで簡単に稼ぎましょ系の仕入れサイトの情報を抜き出してそのままBASEに大量出品する目的のものだけでなく、
リサーチを補助してくれるツールだったり、集客を補助してくれるツールなど、
あくまでも自分が主体となって作業を効率化する目的で作られたツールなど種類がたくさんあるからです。
なので、この記事の「ツール」とは作業を効率化させるものではなく、ツールそのものが主体となって稼ぐことを目的に作られたものとして定義
しておきます。
・BASE無在庫はツールの大量出品でも収益は出る
BASEでは、仕入れ先の商品をそのまま大量出品するだけでも収益は出ます。
(僕も経験済)
BASEは無在庫転売を規約的にもOKにしている販売サイトなので、ヤフオク、amazon、メルカリなど無在庫転売のルールが厳しい販売サイトと違って、(今のところは)どんなに大量に出品してもアカウント停止などの規制を受けることはありません。
ただ、ヤフオク、amazon、メルカリなどの大手販売サイトほどBASEの登録ユーザーは多くないので、無在庫がOKでも大手販売サイトほどの収益性、即金性はありません。
また、
・ツールで稼ぐ場合は少ない利益をライバルと分け合っているだけ
の状態になります。
これはどういう意味なのかというと、ツールの大量出品で収益化するやり方は基本的には
BASEの登録ユーザーのみをターゲットにした商売になります。
恐らく、ツールでやっているほとんどの人が仕入れサイトの情報をそのまま抜き取ってきて無思考に出品しているだけなので(ただの専門店、○○系の服を集めただけのショップなど)、このような売りやコンセプトがないショップだとBASE外からの集客が難しいです。
※BASE外からの集客となると、大手企業から個人のショップまでひしめき合っている中で横一列で戦っていかなければいけないので特徴のないお店は当然相手にされません。(逆に特徴のあるお店を作れた場合は個人でも大企業と肩を並べて戦っていける)
もちろん、例えばトレンドファッションなどトレンド系を扱ったショップの場合はインスタなどで頻繁にトレンドキーワードのタグを付けて商品画像をアップしているだけでBASE外からも多少の流入はあるかもしれませんが
これだけでは、他のライバルも同じような商品を無在庫で扱って(トレンド系は特にライバルが多い)、同じようなやり方でインスタ集客などを行っているわけですから、売りやコンセプトなど何かしらで他のライバルと差別化しないと広いインターネットの海からお客さんをガツンと集客するのは難しいです。
また、ツールで稼ぐやり方はこれから参入してくる初心者でも簡単にできるやり方なので、今は稼げている人でもライバルが増えれば増えるほど稼ぎにくくなっていきます。
ただでさえBASEはヤフオク、amazon、メルカリと比較するとお客さんの絶対的な数が少ない販売サイトで、このやり方で続けても少ないお客さんからもたらされる収益を(今後も簡単に増え続けてしまう)ただライバルと分け合ってるだけなので稼げる金額もそうですが将来性も非常に低いです。
また、
・BASEが無在庫の大量出品に規制をけてくる可能性
も考えられます。
BASEは独立したショップを作れるということで無在庫を規約上OKにしているサイトですが、ツールで稼ぐやり方のようにBASE内だけで戦おうとする人が増えれば増えるほど他の大手販売サイトと同じように無在庫の大量出品に規制をかけていかないと登録ユーザーの客離れが起きます。
この場合、当然
仕入れサイトからそのまま大量出品で同じ画像を使って同じような商品を登録しまくっている人達
が排除の対象となるので、規制をかけてきた場合はツールで稼ぐやり方は通用しなくなります。
※仮にBASE無在庫が規約的に厳しくなっても、BASE外から集客できる人はどこのサイトを使っても収益化できます。※後述します
つまり、
BASEが無在庫の大量出品に規制をかける = BASE外からの集客ができない人は稼げなくなる
ことになるので、ツールで稼ぐやり方は将来性が非常に低いと言えます。
・【重要】BASEには2つの性質があること理解しないとゴールにたどり着けない
ここは説明が難しいので別の記事で具体的に解説しようと思いますが、baseを独立したネットショップとして考える場合は、規制などの影響を受けずに長期的に収益化することができます。
BASEをネットショップとして考えるってどういうこと?
と疑問に思う人も多いと思いますが、要はBASEには2つの特性があって
1つ目がヤフオクやamazon、メルカリなどと同じような既存ユーザーをターゲットにした販売サイトとして性質
→ この場合はBASE内だけで商売することを基本的な目的にして使用する
→ メリットは自分から集客しなくて良い、デメリットはライバルとお客さんの奪い合いになる、販売サイトのルールに依存する
2つ目が独立したネットショップとしての性質
→ この場合はBASE内ではなく、基本的にはBASE外からの商売を目的にして使用する
→ メリットは広いインターネットの海からお客さんを独占できる(ライバルとBASE内にいるお客さんの奪い合いにならない)、販売サイトのルールに依存しない、デメリットは自分でショップに集客しなければいけない
他にもそれぞれ特徴がありますが、ここでは簡単に解説しています。
1つ目のBASE内だけで考えててる場合は、上述しているようにライバルが多くお客さんが少ないところで戦っていても即効性もそうですが、長期的な収益も期待できません。
逆に2つ目のBASEをネットショップとして考える場合は、うまくいけば広いインターネットの海からお客さんを独占することもできます。
要は、インターネットの広い海から集客できるようになれば名だたる強い企業とも互角に張り合える可能性があるということです。これが、個人がネットショップを開く最大のメリットなわけですが、ツールで稼ぐ系のやり方はBASE内の狭い海で戦おうとしているので本質からずれてしまっています。
だからこそ、このBASEの2つの性質を理解しておかないと方向性が全くズレてきてしまうので知らないで実践してしまう人はいつまでたってもゴールに近づけないわけです。
・BASEが無在庫の規制をかけてきてもネットショップとして考えている場合は問題ない
BASEのルールが変わって無在庫が出来なくなったとしても、BASEをネットショップとして考えている場合は今後も問題なく収益化ができます。
なぜなら、BASEは使い勝手や無料から始められるという理由からネットショップとして活用しているだけであって、
仮にBASEの無在庫規制が厳しくなった場合でも、ネットショップとして活用している人の場合は違うネットショップ(例えばShopify、ストアーズ、MakeShopなど)でも同じように自分から集客してやっていけば問題なく収益化でるからです。
また、自分でネットショップを作れるならそこで完全に販売サイトやネットショップのサービスから独立して商売しても全く問題ありません。
要は、ネットショップとしての収益化できている人はサイトの集客力に依存せず、自分から集客ができるので、使用する販売サイトはどこでも良いわけです。
ただ、インターネットから集客するとなると売りやコンセプト、広告戦略など色々とマーケティングの知識がないと難しい部分も多いので初心者がネットショップとして考えてしまうと収益化のハードルが高いです。
だからこそ、ツールで無思考で稼ごうみたいな本質からズレたやり方が横行するわけですが、そこで戦っていてもいつまでたってもネットビジネスで長期的に稼ぐための本物のスキルは身に付きません。
・それでもBASE無在庫をツールで稼ぎたい人へのアドバイス
今日の記事の内容を理解した上で、
それでもBASE無在庫をツールで稼ぎたい人に対してアドバイスします。
ちなみに、このアドバイスは
→ リサーチに力を入れない、
→ ツールを主体として、ほぼ無思考で仕入れサイトの商品を横流しするだけ
→ BASE内のお客さんがメインのターゲット
として考えています。
また、僕自身はツールで稼ぐことはビジネスの本質ではないと思っているので、推奨するやり方ではないということを理解した上で聞いてください。
この前提を踏まえた上でアドバイスしますと、
まずはリサーチせずに無思考で出品するとなると、必然的に商品の質は低くなります。
商品の質が低いということは、売上を立たせるためにはより多くの商品を出品していく必要があります。
質が低い商品でも、数で押せばコンセプトや売りのないショップでも、まぐれ当たりがあるからです。
この戦略の場合、商品の登録数を増やせば増やすほど、商品ジャンルを広げれば広げるほど、より多くのお客さんにアプローチできるので無思考でも売上が立ちやすくなります。
ただ、無思考の大量出品でもジャンルはある程度絞って、1つのショップで雑貨屋のように全部の商品を揃えるのではなく、BASEはショップをいくらでも量産できるので、各ジャンルごとにショップを展開して横に広げるていくイメージが良いと思います。
理由としては、ジャンルを絞って専門的にしておけば「なんのお店か」がある程度お客さんにも伝わるので、少なからずリピーターが付くからです。
※この場合、他のライバルがいないニッチなジャンルであればあるほどリピーターは付きやすいです。ただ、ライバルがいないニッチなジャンルだとお客さんも少ない傾向にあるので即金性は低いですし、売れても(同じBASE内のお客さんをターゲットにしている以上は)ライバルからスグにパクられるリスクがあります。
あとは、少しでもライバルと差別化するためにBASE外からの集客にも多少なりとも力を入れることですね。
ジャンルにもよりますが、フェイスブックやインスタなどのSNSからの集客に力を入れることで多少なりとも効果はあると思います。
ただ、このツールで稼ぐやり方では限界はあります。
そもそも、
ヤフオクなどの大手販売サイトよりもお客も少ないBASEだと即効性も収益性も低いですし、
無在庫なのでライバルも増えやすく、
特に中国輸入無在庫の場合だと質的な問題もあるので、しっかりと商品選別をしない(大量出品だと)とリピーターも付きにくく、
コンセプトや売りのないただの専門店ではインスタなどのBASE外からの流入もそこまで期待できません。
※もちろん、ショップ次第では広告などを打つことでBASE外からの流入は増やせるが、質が低いショップに広告をかけるのはリスクが高い。
この戦略でやる場合は「無在庫の規制を受けない」というのが唯一のメリットになってくると思いますが、上述したように今後BASEが規制をかけてくる可能性もあるので将来性も期待できません。
なので、もしツールで稼ぐ戦略を取るなら
BASE無在庫で稼ぐことを目的にするのではなく、
使用しているツールをアフィリエイトしたりして収益化することを目的に進めたほうが、ネットビジネスで長期的に稼ぐための知識やスキルを身に付けていけるいった観点からも賢いとは思います。
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